一般社団法人ビジネスと人権対話救済機構(JaCER(ジェイサー))と連携し、
対話救済プラットフォームを活用した全ステークホルダー向け通報窓口を開設
王子グループの人権活動を統括する王子ホールディングス株式会社は、企業の苦情処理の支援・推進を目的に設立された、一般社団法人ビジネスと人権対話救済機構(JaCER(ジェイサー))※1に正会員として加盟しています。王子グループ各社では、JaCERが提供する「対話救済プラットフォーム」を活用し、全てのステークホルダーを対象とする通報窓口(グリーバンスメカニズム)※2を設置しています。
JaCERは、専門的な立場から会員企業の苦情処理を支援・推進している組織で、国連「ビジネスと人権に関する指導原則」に準拠した、非司法的な「対話救済プラットフォーム」を提供しています。 同プラットフォームでは、人権をはじめ、責任ある企業行動全般(環境や自然に関する行動・倫理等も含む)を対象としていることから、通報窓口の開設により、王子グループでもサプライヤーをはじめ、地域コミュニティ、先住民、移民労働者等、国内外のあらゆるステークホルダーから匿名での通報受付が可能です。
王子グループは、人権の尊重をサステナビリティ重要課題と捉え、2020年に「王子グループ人権方針」※3を策定し、2022年度からは人権デュー・ディリジェンスを実施しています。当社は、今後もJaCERの専門的支援を受けながら、同プラットフォームにて苦情処理の公平性・公正性・透明性を担保し、人権の負の影響が特定された場合は救済措置を講じる等、サプライチェーン等における人権課題への対応を強化してまいります。
※1)一般社団法人ビジネスと人権対話救済機構
https://jacer-bhr.org/
※2)グリーバンスメカニズム
人権侵害がなされた場合に適切な救済へのアクセスが備わっていることを確保する仕組み。2011年6月に国連人権理事会で採択された「ビジネスと人権に関する指導原則」に基づく制度。
※3)王子グループ人権方針
https://ojiholdings.disclosure.site/ja/themes/108/
<本件に関する問い合わせ先>
王子ホールディングス株式会社
サステナビリティ推進本部 サステナビリティ推進部
TEL:03-3563-7020 Email:ojihdss@oji-gr.com
コーポレートガバナンス本部 広報IR部
TEL:03-3563-4523 E-mail:oji-holdings@oji-gr.com
王子グループ企業倫理ヘルプライン制度について
~公益通報者保護法に準拠した内部通報制度~
王⼦グループでは、全役員・従業員(パート・アルバイト、派遣社員を含む)および退職者を対象とし、法令違反・不正⾏為 (労務関係、セクハラ・パワハラ関連を含む)の未然防⽌あるいは早期発⾒による是正を⽬的とした相談、通報ができる 「企業倫理ヘルプライン」を運⽤しています。
加えて、通報窓⼝を社内(王⼦ホールディングスコンプライアンス部内)と社外(弁護⼠事務所)に設け、また、
取引先の役職員、求職者、インターン等研修受⼊をした⽅およびかつてそうであった⽅の通報、相談も受け付け、ハラス
メントや差別等の⼈権侵害、贈収賄を含む腐敗⾏為等の不正⾏為を早期に把握、是正に努めております。
通報者については、公益通報者保護法が規定する通報者の保護を定めたグループ内部通報規程に基づき法的に保護
されており、秘密厳守、および通報により報復などの不利益な取り扱いを禁じ、匿名でも可能としています。
当制度については、王⼦グループ企業⾏動憲章・⾏動規範の冊⼦に記載し、これらに反する⾏為があった場合、 あるいは反する⾏為が⽣じる危険がある場合、速やかに通報可能となるように、全役職員に冊子を配布するとともに イントラネットでの掲⽰を⾏い、また、「コンプライアンスニュース」により毎⽉周知を図っております。
なお、内部通報制度の仕組み、通報者への不利益取扱いの禁⽌、調査にあたっての秘密保持のための情報管理、 これらに違反した時の処罰などについては、公益通報者保護法に準拠したグループ内部通報規程を制定し、グループ各社 に徹底しております。また、社外からの通報は、「王⼦ホールディングス・お問い合わせ」の「コンプライアンス窓⼝」 にて承り、当グループ役職員のコンプライアンス違反の個別事案について、コンプライアンス部にて対応しております。 従業員と同様、匿名でも受け付けており、秘密厳守としております。
コンプライアンス窓⼝はコンプライアンス部員が対応しており、各部員は相談対応にあたって、外部の研修会受講、 研究会参加、相談員同⼠で定期的な学習会等を通して、必要な知識やスキルの習得に努めています。